この日は那智駅から 那智大社を経て小口まで。 大雲取越という難関が 待ち受けます。 終了時間が読めなかった ので、終了地点に車を 置いておくことにしました。 朝の7時前に小口に到着。 気持ちのいい朝です。 |
小型バスで神丸のバス停へ 向かいます。 乗客は最初から最後まで 私だけでした。 |
神丸バス停。 5分程の乗り継ぎ待ち。 ここから新宮市へ。 |
新宮駅には8時前に到着。 この日は土曜日。 クラブ活動なのか、 元々授業があるのか 高校生が10人ほど 乗っていました。 裁判所前のバス停で降り、 神倉神社へ。 |
神倉神社。 権現山(神倉山)に鎮座する神倉神社は熊野速玉大社の摂社。案内板によりと、 市内西方にそびえる権現山(神倉山)は、神が降臨する神体山として崇められてきました。主峰は 千穂ヶ峰(253m)で「鎮護ヶ峰」とも記されたように神仏が鎮まり守護してくれる山です。古くから 熊野速玉大社の神降臨の神域として重要でした。権現山の南、高さ100m近い断崖絶壁には岩倉神社が あり、「天磐盾」とみなされてきました。また、ここには神が鎮座する磐座があり、「コトビキ岩」と呼ばれて います。古来から霊域として、また修行者の行場として栄えたことがわかります。 この橋を渡った正面に社殿がありますが、それは猿田彦神社と神倉三宝荒神社。 神倉神社には‥ |
こんな階段を登っていかねばなりません。 その数は538段だそうです。 人によると10分もあれば登れる、という人と 20分はかかるという人もおりさまざま。 どうするか悩みました。 那智への移動のバスの時間、 大雲取越という難関が待ち受ける今日の予定‥ 結局登らず。 スミマセン。ヘタレで。 |
国道42号線から神倉神社を 見ることができます。 ホント、断崖絶壁の上。 |
アップにするとこんな感じ。 社殿より岩のほうが 大きいのでは? いつの日か絶対登って みたいですね。 |
バスで那智駅へ向かいます。 こちらのバスの乗客は 私を含めて4人。 |
前回終了地点の 振分石に到着。 朝の9時過ぎにスタート。 |
浜の宮王子の隣にある 補陀洛山寺の横の道を 通っていきます。 那智山まで8kmの 表示がありました。 |
まずは市野々王子を 目指します。 |
川関の庚申塔。 きれいに手入れされています。 |
那智山道。 この辺りはまだ舗装道を 歩いていきます。 那智山へ向かうのでしょう。 他府県ナンバーの車や バスがガンガン追い越して いきます。 歩いているのは私だけ。 |
この道標のところを 右斜めに入ります。 石標の一文字を隠して あるのは何故でしょうか? |
道標に従い、川の堤防を 歩いていきます。 こんなところを入って 大丈夫か?と思いましたが 大丈夫でした。(笑 |
緩やかな山道に入りました。 |
しばらく歩くと 見事な竹林が。 個人的な好みですが、 普通の林より竹林の 方が好きです。 何故だかはわかりません‥ |
尼将軍供養塔。 尼将軍とは源頼朝の室、 北条政子の渾名だそう。 この供養塔はなんと1218年 に建立されたそうです。 この先は下りになります。 登ってきてここから下り。 つまりこの辺りが峠で、 荷坂峠というそうです。 |
ふだらく霊園に 下りてきました。 こうしてみると、 結構登ったんですね。 霊園から先は再び舗装道。 |
那智山へ向かいます。 この時はまだ薄日が さしていたのですが‥ |
市野々王子に到着。 振分石からは45分。 |
市野々神社のすぐ北側に あるお杉社。 境内には天照大神が お姿を現されたという 影向石があります。 |
那智山に向かって ドンドン歩いていきます。 よく考えると、目の前に ある山をこの後越える‥ 一瞬引き返そうかと。(笑 |
大門坂の入り口に到着。 車は右、人は左。 ここまでで1時間ほど。 |
いよいよ大門坂へ入ります。 鳥居のすぐ先には‥ |
振ヶ瀬橋。ここが聖地への架け橋 この橋の手前が俗界。 橋の向こうは聖域。 なので振ヶ瀬橋。 |
聖域に入ってすぐ、 茶屋がありました。 この時はまさかここに 戻ることになるとは 思ってもいませんでした。 |
茶屋の先にある夫婦杉。 大きな2本の杉の間を 歩いていきます。 ちょうど大量の観光客が 到着したところだったので 写真は杉の上の方だけ。 |
多富気王子。 中辺路では最後の王子。 ここに集めていたスタンプ があるはず‥ なのですがありません。 人はいっぱいいますが、 みんな観光客なので 聞いてもわからないハズ。 探し回るも見当たらず、 先程の茶屋に戻って聞く ことにしました。 茶屋の人に聞いてみると‥ 「ここにあります」 |
大門坂にも町石がありました。 全部でななつ。 |
なだらかな石段を 登っていきます。 左手前の石が三町石。 この石段が六町まで 続きます。 |
四町石のすぐ先に 十一文関跡。 昔、ここで通行税を とったそうです。 ここまで来て所持金が 十一文なかったら、 泣くに泣けませんね。 |
七町までくると土産物屋や飲食店が 立ち並んでいます。 ここでこの階段を登り那智大社へ向かうか、 先に滝へ降りるか悩みました。 ただ、順番からいってやはり那智大社が 先だろうと思い、この階段を上へ。 |
到着。 ようやく三社とも 参拝できました。 |
那智大社の隣にある 青岸渡寺。 有名な西国三十三所巡礼 の第一番の札所です。 |
青岸渡寺の三重塔と 那智大滝。 絵葉書なんかでよく 見かける構図。 あ、絵葉書には手前の 家は写ってないか。(笑 |
青岸渡寺の三重塔は、天正9年(1581年)に 豪族の対立により焼失してしまいました。 現在の三重塔は、昭和47年(1972年)、 400年ぶりに再建されたもの。 塔の高さは25mあるそうです。 200円払うと中に入れるみたいですが、 今回はパス。←パスが多いな。 |
青岸渡寺から三重塔を経て ドンドン下っていくと 飛瀧神社の入り口へ。 ここからさらに石段を 下っていきます。 この辺りで雨が落ちて きました。 |
那智の滝に到着。 その昔、神武天皇がこの滝を神と祀られ 大穴牟遅神の御神体と仰いだそうです。 滝の直下は133mにもなり、 水量は平時でも毎秒約1トンあるそう。 |
ここも多くの観光客で 賑わっていました。 ここへは車で直接来る ことはできず、石段を 降りてくる必要が あります。 ちなみに真上の写真の 飛瀧神社の入り口までは バスで来ることができます。 |
瀧の前の石段はこんな感じ。 大門坂を登った六町から まっすぐここに来れば よかったかもしれません。 というのも‥ |
またこんな石段を登り、青岸渡寺まで 戻らなければなりません。 七町からここにくれば、七兆〜那智大社間の 登り下り分の体力を使わないですんだハズ。 そういやスタンプの押印帳の順番も 那智の滝が那智大社より先にありました。 後悔しても始まらず。 頑張って青岸渡寺まで戻るとするか。 |