前回の続き。 JR布施屋駅を朝の 7時すぎにスタート。 この日はあいにく 天気予報では雨。 |
駅から北側に歩き、 紀ノ川まで戻ります。 戻ったところが 布施屋の渡し場。 案内板によると、 昭和三十年代半ばまで 渡し場が使われて いたそうです。 |
本日の最初の王子、 吐前王子跡。 JRの踏切を渡って すぐの右手側に ありました。 |
一旦布施屋駅の南側に 戻るような進路をとり 布施屋の街中を歩いて 行くと、川端王子が あります。 何もここに防火水槽を 作らなくても、 と思うのですが‥ |
導き石。 今回もお世話になります。 |
随分詳しい案内板です。 迷う人が多いのでしょうか? この辺りは住宅街なので、 都度道を尋ねられるより、 表示してしまったほうが 早いのかも。 おかげで迷わずに 歩けました。 |
この後も紀伊路では よく見かけた海抜の 案内板。 紀州大水害の教訓 なんでしょうか。 |
旧中筋家住宅。 重要文化財です。 この建物が建てられたのは 江戸時代末期と考えられて いるそうです。 中筋家も庄屋だった ようです。 |
中筋家からしばらく 行くと、和佐王子。 今までと石碑の形が 違うなと思っていたら‥ |
青いビニールシートが 掛けられたものを発見。 先に歩かれた方のHPを 見てみると、和佐王子 跡はここまで整備されて はいなかったようです。 屋根付きのベンチなども 作られており、最近 きれいに整備されたの でしょう。 |
県道を何度か交差しながら 矢田峠を目指します。 結構急な登りですが、 まだこの辺りは舗装されて おり、歩きやすい。 |
天気がいいともう少し きれいに見えるのに‥ と思いながら さらに登っていくと‥ |
行く手を阻まれました。 どうも昨年(2009年)に 来た台風の影響のよう。 引き返す訳にもいかず、 強行突破。 台風の爪痕にはこの後 何度か行く手を阻まれる ことになります。 |
矢田峠を越えると こんな案内板が。 どっちだ?? よく見ると、左の矢印が後 から書き足されたみたい。 和歌山県の地図から読むと 右が導き石のある道、 左がみかん畑の道。 みかん畑の方が古道っぽい 感じがしたので左へGo。 |
思いっきりみかん畑。(笑 収穫が殆ど終わった後 だったので、みかんは 木には残っていません でしたが、地面には 落ちたものがかなり 残っており、みかんの いいニオイがします。 |
収穫されたみかんを運ぶ 列車?トロッコ? モノレール? なんて呼ぶのか わかりませんが、 収穫時にはフル稼働 するのでしょうね。 |
みかん畑の中下って抜け、 平尾の街にはいって しばらくすると、 平緒王子跡があります。 自治会の集会所の前に ありました。 |
平緒王子跡は古道から 少し外れたところに あるのですが、 外れるといっても ホンの5mほど。 でも、親切に5m先の 案内板がありました。 5mとはいえ、見逃す こともあるので、 うれしい案内です。 |
平緒王子跡の先、 和歌山電鉄の線路を 横切ります。 和歌山電鉄といえば 猫の「たま駅長」で 一躍有名になった 電車ですね。 |
県道9号線と合流し、 しばらく県道を歩いて行くと 状態がよければ高値で 売れそうな懐かしい ホーロー看板が出現。 この看板の左側の 細い道へ入っていくと‥ |
奈久智王子跡。 ちなみに先ほどの ホーロー看板の横に 奈久智王子社跡の 説明板があります。 奈久智王子は和歌山市内 最後の王子で、次の王子は 海南市内になります。 |
田んぼの水路にあった看板 昔はどこにでもいたメダカも 今や絶滅危惧種。 |
阪和自動車道のガードを くぐり、さらに県道と 農道を南下していくと やがて四つ石地蔵へ。 かって多田にあった 三上院千光寺の礎石を 集めて地蔵尊が祀って あるそうです。 祠の周りにある石が その礎石のようです。 |
さらに南下を続け、 県道136号線と 交わるところにある 松坂王子。 ここまででスタートから 2時間半ほど。 |
海南市が建てた道標。 石畳の道をのぼり、 クモ池の手前から 再び県道を歩き、 汐見峠を越えていきます。 |
汐見峠を越えたところに ある呼び上げ地蔵。 その昔、熊野への長い旅の 途中で海が見えたのは この峠だったそうです。 なので汐見峠。 今はその海も埋め立てられ 工業地帯になっているので、 海をみることはできません でした。 |
次の松代王子は春日神社 の境内の中にありました。 春日神社が小高い丘の 上にあり、松代王子へ 行くには登っていく 必要があります。 松代王子を過ぎた辺りで 雨が激しくなってきました。 |
しばらく歩いていると、 あるはずがない阪和道が 目の前に。どうも日方川を 越えたところを、直進する ハズが左にいってしまった ようで迷ってしまいました。 迷ったときは引き返す、 が基本なので、雨の中、 日方川まで戻ります。 なんとか本来の道をみつけ 菩提房王子跡へ到着。 |
熊野一の鳥居跡。 熊野一の鳥居とは、 一番デカい、とかの 意味ではなく、 1つ目の鳥居、という 意味でしょう。 ここが古道と海南駅との 分岐点になります。 雨が止む気配がなかったので この日はここまで。 |
海南駅まで戻りました。 約18km、迷った時間も 含めて4時間弱、28,100歩。 |