JR御坊駅に7時すぎに到着。前回終了が紀伊内原駅なので、一駅戻ることになります。 実は御坊駅まで車できました。というのは大阪から和歌山方面への電車でのアクセスがあまりよくありません。 朝一番の特急に乗っても、和歌山着8:55、海南着9:03、御坊着9:32、紀伊田辺着9:59。 朝一の快速を使っても、和歌山着7:51、海南着8:06、御坊着8:56、紀伊田辺着9:39。(2010/09現在) ということで、電車を使うと歩き始めるのが9時台になってしまいます。 紀伊田辺から先はさらにバスを使う必要があるので、ヘタすると歩きだすのが昼前、なんてことにもなり、 これではなかなか距離がかせげません 前泊すれば問題ないのですがなかなかそうもいかず‥。 歩き終わった後に、缶ビールをプシュ! プハー!といけないのが辛いところですが、 この辺りから先は車を使うことにしました。土日であれば高速1000円ですしね。 この日は駅前の駐車場に車を止め、7:15の電車で一駅戻り7:18に紀伊内原駅に到着。 7時半前に前回終了時点に着きスタートです。 |
しばらく歩くと左手に 一里塚跡の碑があります。 跡、なので一里塚の 原型はありません。 |
一里塚跡から5分ほどで 地蔵座像があります。 ここの角を熊野古道は 直進しますが、左に行くと 足切地蔵があります。 |
遠くの山並みには風力 発電の施設が見えます。 この風力発電のプロペラも 歩いている途中、よく 見かけました。 それだけ風が強いって ことですね。 |
地蔵座像から10分ほどで 右手に善童子王子が。 この区間を歩いたのは 4月の頭。ちょうど いい季節にあたりました。 というのも‥ |
祠の前は桜が満開。 桜の真ん中のトンネルの ようになっている所を 入れば祠があります。 こりゃなかなか見事。 |
善童子王子神社の看板の 上に小さな看板が 付いていましたが、 光ってよくみえません でした。 近づいてよく見てみると‥ |
よい子神社。 善童子=よい子 なるほど。(笑 |
その後、安富川に架かる 安富橋をわたりしばらく 行くと右手に民家の横を 通る細い道があります。 善童子王子から10分程。 ここを入っていくと‥ |
その先は竹やぶ。 さらに進んでいくと‥ |
愛徳山王子跡。 ここの神社も明治時代に 近くの吉田八幡神社に 合祀されています。 |
街道に戻りしばらく行くと 左手に八幡橋があります。 この橋を渡っていくと 安珍・清姫で有名な 道成寺があります。 街道は八幡橋を渡らず 直進方向へ。 ほどなく右手に 海士王子があります。 |
斎川にかかる重力橋を 渡り、御坊の街中へ。 写真は湯川神社付近に あった道標。 今にも朽ち落ちそうな 道標とガードレールの 錆具合が妙にマッチ してます。 |
住宅地の中を歩いていくと 目の前にお城が現れました。 お〜!!と思いながらも こんな所にお城なんて あったかいな? 事前に調べた地図には のっていなかったし、 道を間違えたかな?と 思って近づいてみると 結婚式場でした。 |
日高川。 川を渡ってすぐを右折し 川沿いに歩いていきます。 |
御坊大橋の前をすぎ、 少し行くと 岩内コミュニティ館の 前に岩内王子があります。 別名、焼芝王子とも いわれるそうですが、 焼芝の謂れはわかりません でした。 |
民家のブロック塀に 掛けられた道標。 先ほどのガードレール横の 道標といい、これといい、 数年後には使い物になら なくなりそうな気も。 頑張れ。御坊市。 |
街並みの狭い間を 通り抜けると‥ |
塩屋王子神社に到着。 紀伊内原駅からここまで 約2時間。 ここは美人王子とも 呼ばれています。 主神の天照大神の神像が 美しいことから美人王子と よばれているそうです。 |
絵馬も美人仕様です。 好きか嫌いかは 好みの問題なので、 なにも申し上げませんが‥ |
ということで、御坊は 美人の里、だそうです。 御坊が本当に美人の里か どうかは、歩きながら 出会う人の数が極端に 少なかったので、 確認はできず。 |
太平洋が見えてきました。 海が見えると何故か ホッとしますね。 この先からしばらくは 国道42号線を出たり 入ったりしながら 進みます。 |
一旦国道に出て ちょっと歩いたあと 右の旧道へ入ります。 旧道へ入ってすぐの ところにあった一里塚跡。 |
国道42号線は海岸を 沿うように走っています。 付近の民家の石垣も ご覧のような感じ。 なんとなく南国ムードが 漂います。 |
え、えっと‥ これ、なんだっけ? |
清姫の草履塚。 安珍・清姫の話は歌舞伎や浄瑠璃などでも演じられ有名ですが、概略を書くと‥ 奥州から熊野詣に来た修行僧・安珍は、道成寺に一夜の宿を求めた。 そのとき安珍に清姫が懸想し、恋の炎を燃やし、裏切られたと知るや大蛇となって安珍を追い、 最後には道成寺の鐘の中に逃げた安珍を焼き殺してしまうというお話。 ここは清姫が安珍を追って来た時、ここにあった松の大木に登って安珍の行方を見ると、 安珍はもう日高川を渡っていた。そこで清姫はここで草履を脱ぎ捨て裸足で安珍を追ったのだそう。 いやいや、なんとも凄いはなしですね。 「気をつけよう 暗い夜道と 嫉妬心」 |
また国道に戻りました。 この辺りまで来ると 海の色もきれいですね。 |
ビニールハウスの中では いろんな花が栽培されて いました。 |
再び国道から右手の 旧道へ入りしばらく行くと 左手にお首地蔵尊への 道標があります。 東へ一丁なので、 距離的にはすぐなのですが 寄らずに前進。 その後また国道に合流し、 三度右の旧道へ。 |
和歌山高専の前を過ぎ、 しばらく行くと左手に 上野王子跡があります。 さらに行くと右手に‥ |
清姫の腰掛岩。 安珍を追って走ってきた 清姫が腰をかけて休んだ 石があるところ。 石がいくつかあり、 どの石かはわかりませんが、 左手前のくぼんで水が 溜まってる石がそれかな? その石に座るのは |
その後も何度か国道に 出入りしながら 歩いて行きます。 国道42号線の起点は 浜松で、紀伊半島を ぐるっと海沿いに一周し 終点は和歌山でそう。 |
国道沿いの立木も 南国っぽいです。 |
御坊市から印南市へ入ると 案内板も随分立派に なりました。 英語表記に加え、ハングル 文字でも表記あり。 そのうち中国語も 加わるのかな? この案内板の横の坂を 登り切ったところを 左折します。 |
小高いちょっとした丘を 登っていくと‥ |
叶王子跡。 もともとは別の場所にあった 津井王子が移転してきた ものといわれています。 |