継桜王子からスタート。 いよいよこの日は 熊野本宮大社に到着予定。 絶好の天気に恵まれました。 |
秀衡桜からすぐ石碑が。 口熊野四番荘地士大庄屋 渡瀬家之墓、とあります。 この辺りの庄屋さんのもの だと思いますが、近くにある 渡瀬温泉とは関係がある のでしょうか? |
安部晴明の腰掛石。 陰陽道で有名な安倍晴明が 熊野詣の途中にこの石に 座って休んでいると、裏山が 突然崩れそうになったが、br> 晴明は得意の呪術で崩落を 止めたそうな。 座ってみましたが、私には そんな能力はつきそうも ありません。 案内板は「安部」となって ましたが「安倍」のハズ。 |
自家製小便小僧。 なんともコメントが 難しいです‥。 |
中川王子跡。の案内板。 継桜王子からは15分ほどで 到着です。 この案内板は街道沿いに ありますが、実際の王子 跡はここから少し登った 所にあります。 |
かなり急な登り坂。 階段はつけてありますが、 未舗装かつ落ち葉が多く 滑りやすい。 |
中川王子跡。 先ほどの案内板から 2〜3分で登って 来ることができます。 |
中川王子跡から一般道に 戻り再び歩き始めます。 途中、左手には 新高尾トンネル。 出口付近に小さな 休憩所もありました。 またこの付近が37番 道標。全部で75なので この辺りでちょうど半分。 |
新高尾トンネルの先に こんな案内板がありました。 旧山道あります。約400m。 小広王子、本宮方面へ近道 地図には載っていない道 でしたが、地図通りだと 舗装された道をあるくだけ。 こちらを進むことに。 |
古道っぽくなりました。 イメージとして舗装道は 小山をぐるっと周り、 この近道は山頂越え。 確かに距離は近い。ただ 登りでスピードが落ちる ことを考えると、あまり 変わらないような気も。 距離は短く10分程ですが こちらがオススメかな。 |
小広王子跡。 前回はここまで歩くつもり でした。すぐ横にバス停も ありますが、ここは1日 1往復しかありません。 ここを起点とする場合、 タイミングが合えば 別ですが、普通は少し 離れた小広峠のバス停 を使うことになります。 |
日野武道研究所。 詳しいことは よくわかりません。 |
40番道標。 滝尻から20km来たことに なります。 |
40番道標の先、近露から 続いた舗装道と分かれ、 未舗装の古道へ入って いきます。 |
恐怖の下り石畳。 この日も濡れていなくて 助かりました。 下にある休憩所まで 下っていきます。 |
熊瀬川王子の手前にある 休憩所にあった注意書き。 当たり前のことが書いて あるだけなのですが、 これを書かなければ ならないのでしょうね |
休憩所の先からは 急な登り坂になります。 草鞋峠を越えていきます。 |
登りはじめてからすこしで 熊瀬川王子跡。 ちょっと道がわかりにく かったですが、無事到着。 |
一里塚跡。 和歌山より二十八里、 とあります。 |
草鞋峠をを過ぎると、女坂 と言われる下り坂に。 女坂の次は登りの男坂。 なんでこんなネーミングに なったかは定かではありま せんが勝手に想像すると‥ 急な登り坂→体力がいる男 その反対側にあるのが女。 こんなところでしょうか |
女坂の下りで足を滑らせ、 尻餅をついてしまいました。 その瞬間、左膝に違和感が。 歩く分には大丈夫だったの ですが、深く曲げると痛い。 もう一度変な力が加わると ヤバそうなので、 この後は慎重に歩きました。 |
下りきったところには 栃の川。 付近にトチの大木が 多かったが故の名称。 その横には‥ |
仲人茶屋跡。 女坂と男坂の間にあるのが 仲人茶屋。 粋なネーミングですね。 |
仲人茶屋を過ぎ、男坂へ。 なかなかキツイの登りが 続きます。 時々小休止を入れながら 登っていきます。 |
男坂を登りきったところが 岩神峠。標高は655m。 この峠に岩神王子跡が あります。 ここから先はまた下り。 |
この辺りは王子製紙社の 社有林だそうです。 紙には木が必要ですよね。 |
慌てず、急がず、慎重に‥。 下りきると谷川が現れ、 しばらくは谷川沿いに 歩いていきます。 |
川沿いの岩や木の根は 綺麗に苔生してました。 |
しばらく谷川沿いに進むと、 おぎん地蔵に到着。 おぎんとは京都の芸者で、 この付近に住んでいた 湯川豊之丞を慕って この辺りまで来た時、 運悪く追いはぎに襲われて、 命まで奪われたそうな。 この土地の者がその死を 哀れんでたてた地蔵。 もうちょっとの所まで来て‥ 悔しかっただろうなあ。 |
落ちると一巻の終わり。 気をつけて歩きましょう。 |
一旦、林道と交差します。 正しくは左方向へ。 右の道にはには「違います」 看板があり間違えることは ないですね。 |
一里塚跡。 和歌山より二十九里。 |
50番道標まで来ました。 のこり25本。 継桜からここまでで 2時間弱。 この50番道標の先には‥ |
蛇形地蔵。 この付近で出土した化石が 蛇の鱗のようで、その化石を 背に地蔵が祀られている ことから、蛇形地蔵の名が。 以前は岩神峠にあり岩神峠 でダルという妖怪に取り付 かれ、倒れる遭難が相次い だため、この地蔵尊を建て 旅人の遭難を防いだそうな。 また、明治の大水害時には、 岩神峠から不思議な音が聞 こえた為、村人は脱出でき、 遭難をまぬがれたそうだ。 |
この蛇形地蔵は危うく 見逃すところでした。 というのも写真の道標、 左は湯川王子なのはわかる のですが、右が蛇形地蔵。 手前から歩いてくると、 蛇形地蔵矢印が全く 見えませんでした。 |
湯川川。 湯川でなく、湯川川です。 ちょっと変な感じですね。 |
湯川王子。 湯川王子は九十九王子の うち比較的格式の高い 准五体王子だそうです。 ここは湯川一族の発祥の 地だそうで昭和31年まで は人がいたそうです。 |
立派な石垣の跡も ありました。 |
湯川王子から先、 またキツイ登りが 始まります。 目指すは三越峠。 ちなみに「みつこし」 でなく、「みこし」です。 |
なんとか三越峠に到着。 継桜から2時間半ほど。 峠には休憩所やトイレも ありました。 |