西国街道(旧山陽道) その12
本郷〜八本松(前編)






午前6時半に三原駅に到着。
車をとめ、電車で前回終了
地点の本郷駅に向かいます。

本郷駅に車をとめることが
できればよかったのですが、
駐車場が見つけることが
出来なかったので、
仕方ありません。







三原の駅には合格祈願の
「タコ」が置かれていました。

たこフェリーでもタコを
合格祈願につかってました。
同じ語呂合わせですかね?

オクトパス=置くとパス









JR本郷駅に到着。
まだ夜が明けきってません。

しっかりストレッチをして‥












前回終了時点を朝の
7時にスタート。
















スタートしてすぐ、右手に
恵比須神社があり、さらに
その先の左手にはこの
寂静寺。












本郷の街を抜け、沼田川に
架かる本郷橋のたもとには
大きな常夜燈。

安政四年(1857)の文字が
ありました。











沼田川を渡り、コカコーラ・
東洋製缶の工場を過ぎると、
ご覧の地点にきます。

横断歩道の先の分岐を
右斜めへ入ります。










この辺りは古墳が多く
見つかっているようです。















先程の分岐を右にはいって
すぐ、菅公手掘井戸。

太宰府へ左遷された道真が、
移動の途中にここへ上陸した
ところ、人々が水不足で大変
困っていたそうな。
みかねた道真サンが自ら
井戸を掘るとこんこんと
きれいな水が湧き出し、
人々を救ったのだとか。




こんな話が残っている
ぐらいですから、
当然のように近くには‥

道真サンを祀る
甑天満宮があります。










天気はいいのですが、
かなり寒い日でした。

朝早い時間に歩く時、寒い
ため手袋をすることもある
のですが、普段なら30分も
歩けば体が温まってきて
手袋を外すことが多い
のですが、この日は寒くて
外せませんでした。




本郷中学校に西隣には
梅木平古墳への入り口。

広島県内で最大の
横穴式石室があるそう。











梨和川に架かった二羽屋橋を
わたり旧道を歩いて行きます。

旧道はしばらく国道2号線と
並行するように伸びています。











舗装されていない所は、
雪なのか凍ったのか
白いまま。

お地蔵さんも寒そうです。












南方の集落を抜け、歩いて
行くと宗長神社のところで
国道2号線と合流。












10分ほど、国道を歩きます。

この先、歩道部分が工事中
でした。ちゃんと迂回の
歩道が用意されていた
のですが、これが工場の
敷地の中。

ええんかいな?と思い
ながらも歩いていきます。







国道は一度大きく右にカーブ
し、数件のラブホテル前を
通り過ぎるとご覧のような
ところに来ます。

旧道はここを左へ入ります。









一気に旧道っぽくなりました。

事前に調べた情報では、
ここから次に国道と合流する
までは、「道なき道」であり、
獣よけのトタンで道が
ふさがれている、
とのことでしたが‥







やっぱり道なき道でした。

ただ、真冬だったのが幸い
だったのか下草もあまりなく、
道に迷うほどではありません
でした。

丁度中間地点あたりで、
一度視界が開けて一軒の
民家が左手に見えます。
その民家の前を通り、
右手の方に進んでいくと‥



「道なき道」から
「なんとなくわかる道」へ。
後半の方がよりわかり
やすかったです。

また、トタン板による
とおせんぼもありません
でした。







旧道を抜けると、サテライト
山陽(競輪の車券売り場)の
裏側に出ます。

国道から分かれてここまで
20分弱。特に迷うことは
ありませんでした。






サテライト山陽を抜け、
国道2号線を横断し
県道49号へ入ります。

県道へ入る交差点の
ところには旧山陽道の
案内板が。








−5度の表示が。

こういうのって路面温度
なのでしょうか、それとも
気温なんでしょうか?

いずれにせよ、寒いはずです。









ここで道を間違えてしまい
ました。県道から右斜めに
伸びる道に入るのですが、
どうも1つ手前の道に
入ってしまったようです。

途中で道がなくなってしまい、
田んぼの端を歩くはめに。

写真は間違えた場面なので、
実際はここの1つ先の右に
伸びる道に入ります。






しばらく行くとご覧の
ような高架が。
これをくぐり、瓦坂峠を
目指します。

この高架は先ほど歩いて
きた県道の高架。








この道も事前に調べたのには
ここもかなり荒れているとの
情報もありましたが、
ご覧の通り、全く歩くのには
問題ありませんでした。
途中、「森のおさるさん」という
NPO法人ののぼりがいくつか
ありました。帰ってから調べて
みると、この辺りの里山の
環境整備をされているよう。
たぶんその方たちが整備して
くれたのでしょう。

また、峠、といっても勾配は
そんなに感じるほどでは
ありません。


特に問題もなく、瓦坂峠を
越え、横大道の集落が見えて
きました。













東 大坂 西 廣島 と
書かれた道標。

これは明治時代のもの。













瓦坂峠でなく、河原坂峠、と
書いてあった案内板も
ありました。

ま、どちらでも「かわら」
なのですが、パッと見ると
ちょっと紛らわしい。

この先、国道432号線を
横断し、国道2号線の北側に
平行する旧道を歩きます。




この辺りのほとんどの田畑の
周りには獣除けの電流柵が
貼り廻っていました。

これってどれぐらいの電流が
流れているのでしょうか?
さすがに危なすぎるので
感電死するほどではないと
は思うのですが‥

触って試してみたい気も
したのですが、自主規制。





遠くに見えるのは
湯坂温泉郷。

そういや、のんびり温泉に
入ったのって、いつだっけ??










やがて道は自然に左に曲がり
国道2号線を横断する形に
なります。
国道を横断し、田万里川を
渡ってすぐ右。

ここからは田万里川沿いに
歩いていきます。











事前にネットで先に歩かれた方のHPなどを調べてみると、この日のルートには
いくつか「道なき道」の難所があるとのことでしたが、ここまでは思ったほどでなく順調。
また、天気予報通りといえばそれまでですが、この日は本当に寒い日でした。
最初はきれいな青空もでており、寒くても特に問題はなかったのですが‥



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