西国街道(旧山陽道) その18
厚狭〜下関(前編)






ようやく迎えた西国街道の
最終日。

ホテルを早く出て、6時台の
電車で厚狭駅に向かいます。











厚狭駅の新幹線口。

なんにもありません。












前日終了地点の厚狭駅近くの
二股まで戻ってきました。
朝の7時ちょうどに
スタートです。

残りは34〜5kmほどなので、
アクシデントでもない限り
到着するハズ。







厚狭駅の南側の一直線の
道を西へ。
綺麗に区画整理がされて
いますが、建物はあまり
ありません。









一直線の広い道路が終わり、
この先道は少し狭くなります。








いい天気です。
最終日にこの天気は
うれしいですね。













この日最初の二股。
ここは左へ。

右に行ってしまっても
先では合流します。









少し広い道に出てここは右。















ここも右へ。















すぐまた二股でここも右。
















この二股の真ん中のところに
道標がありました。

右 吉田道
左 はぶ道

と書かれています。
明治10年のもの。






正面にこんもりとした
山野井八幡宮の杜が
見えてきます。

道は左にカーブしますが、
道なりに行かずに小さな橋を
渡り、正面に見える神社の
階段方向へと歩きます。






川を渡って階段の
手前を左折。
八幡宮を時計回りに回り込む
ように歩いていきます。











県道225号線を横断。














いい感じの道に
なってきました。














一部、林の中も通ります。

残念ながら舗装道ですが。














道なりに歩いていくと、
やがて道は山陽本線の線路と
平行するようになります。











この変形Y字マークは右へ。

間違えてここをまっすぐ
いっても最終的には同じ
ところにでます。










踏切を渡って山陽本線の下
関に向かって右側へ。

踏切を渡ったらすぐ左。










山陽本線の右側に出てすぐ、
ちょうど電車がきました。

あまり意味はありませんが
とりあえず撮影。











高架で線路を越え、先ほどの
変形Y字マークのもう一方の
道に合流します。

合流したら右へ。











道はまた線路の右側へ。
そんなに行ったり来たり
しなくても、
とも思いますが‥










少し進むと三叉路になります。
写真ではわかりにくいですが、
左に見えるカーブミラーの
奥から左方向へ入ります。









しばらく人気のない道が
続きます。













また線路の左側へ。

しばらく線路に沿って
歩きます。












ご覧の二股へ。
ここは右に行き踏切を渡って
線路の右側に出ます。













踏切を渡ってすぐ、県道
232号線にあたりますので、
その県道を左折。

また、踏切を渡った正面が
この福田八幡宮。







県道を200mほど行くと
ご覧の交差点。
ここを右へ曲がります。

カーブミラーの向こう側。










曲がるところには小さな
道標がありました。

右 吉田道
左 埴生道

とあります。









曲がって50m程で
二股になります。ここは左へ。

ここから蓮台寺坂を
目指します。











すぐに地道になります。
田んぼの中の緩やかな
登りを上がっていきます。











地道になってから6〜7分で、
左に曲がるところがあり、
そこを左へ入ります。

写真にも小さく見えますが、
中国電力サンの「お願い!」と
書かれたカラフルな看板が
あるところです。






左に入ってすぐは
こんな感じ。

鬱蒼とした山道か、
と思いきや‥











すぐに視界は開けて、
右は山、左は田畑といった
風景がしばらく続きます。











のんびりした道が続きますが、杖や歩行用のストックを持っていない方は、
それに代わる棒を探しながら歩くのをお勧めします。というのも‥

数十mほどですが、ぬかるんだ道になります。通称「ぬかるみ道」。そのまんま。
前日までの天候にもよりますが、この日もかなりぬかるんでいました。
拾った長い枝で地面の硬いところを探しながら一歩ずつ前進。
このぬかるみ道があることは事前にわかっていました。
どうしても通れない場合は持参した大きなビニールのゴミ袋で靴ごと膝下まで覆うつもりでしたが、
なんとかそうせずにすみました。ただ、一歩ずつ確認しながら進んだので、ゴミ袋に足を突っ込み、
ズブズブしながら進んだ方が早かったかもしれません。





「ぬかるみ道」の名の通り、水たまりではなくぬかるんでいます。
そのため不用意に足を突っ込んでしまうと、靴が濡れるだけでなくドロドロになってしまいます。
ドロドロになろうが、グチョグチョになろうが、関係ない、という方は別として、
歩かれる方は、なんらかの準備をされたほうがいいと思います。

かといって距離は数十m程なので、長靴を準備するほどではないとは思いますが。







ぬかるみ道の先、右に入る
二股があり、そこを右に入る
予定だったのですが、
見落としてしまい、
わかりませんでした。









しばらく行くと庚申塚と
顕彰碑。

庚申の文字が正面に見える
ように歩いてきたのですが、
見落とした道へ行けば、
庚申塚の右手からくる形に
なっていたはずです。







大きな石垣がありました。
昔は家などもあったのかも
しれません。











ここが蓮台寺峠のようです。

ここから先は下りになります。












先程の蓮台寺峠から先は
舗装された道。












山あいの緩やかな下りを
歩いていきます。













峠から7〜8分で
ご覧の二股へ。
ちょっと悩みましたが、
地図を確認しここは右へ。












少しいくと蓮台寺から
降りてくる道と合流します。

この写真は右後方から
合流する感じです。
なので、この写真は
振り返って撮ったもの。







この辺りで軽トラに乗った
おじいさんに会いました。
「乗って行け!」とお誘い
いただきましたが、趣旨を
説明し丁寧に辞退。

お気遣いをいただき、
ありがとうございました。







ようやく民家がちらほらと
見えてきました。














峠から16〜7分で
広い道と合流。

ここは左で先に見える
トンネルをくぐります。









広い道をしばらく歩きます。















しばらく行くと右手の小さな
小川の向こうに庚申塚。












吉田の街に入り、道は
T字路に突き当たりますので、
そこは左へ。

T字路の右手には新旧2本の
道標が並んであります。









またT字路の正面は
高札場跡。

今は蛭子神社があります。









T字路を左に曲がり、
県道260号との交差点の
左側にはお地蔵さん。










そこには「吉田旧街道」と
書かれた道標も。








お地蔵さんの裏手には
一里塚跡もありました。










一里塚跡の碑は小さな
可愛らしいものでした。
進路はそのまま直進します。












少しいって川を渡り、
渡ったところを左。
















ようやく迎えた西国街道の最終日。絶好の天気に恵まれました。
心配していたぬかるみ道も、ぬかるみ具合は思ったほどではなく助かりました。
この先、もう少しいけばいよいよ下関市に突入です。




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