西国街道(旧山陽道) その5
須磨〜土山(後編)






山陽電車・西新町駅の東側の
道を北に向かい歩き、JRの
高架を越え、2つ目の信号を
左折します。

まっすぐのバス道を北西
方向へ歩いていきます。









バス道の進行方向に向って
右手には十輪寺。















国道175号線を横断し、
右手前方に見える茶色の
建物が明石市交通局。

交通局を右手に見ながら
直進します。










交通局からすぐ、右手には
坂上寺。
階段を登る元気はなし。

入り口の傍らに石標が2本
あり、左側のものは折れた
のを継ぎ足したように
見えました。

ここから先は少し登り坂。
この坂は和坂と書いて
かにがさか、と読みます。


西明石駅の手前で2号線に
合流しますが、すぐ左斜め
に伸びる側道へ入ります。

左手に山路医院がある所。











やがて西明石の駅前へ。

写真に見える正面のガードを
くぐり、駅の北側に出ます。













駅を回り込むようにして、
駅前の狭い道を抜けて
いきます。

2〜300mほどで再び
2号線に合流。









少し2号線沿いを歩きますが、
また5〜600mほどで
左の側道へ。

ミドリ電気とツタヤさんが
目印。










旧道に入って少しいくと
右手には住吉神社。

神社やお寺は入り口が
南向きのものが多い。

西国街道を京から歩く場合、
基本的には西に向かって
歩くので、社寺は大半が
右手側に出てきます。






こんなバス停がありました。
市内循環バスでしょうか、
「Takoバス」だそうです。

この松陰ルートと呼ばれる ルートの目印はイルカ。

明石をイルカってなんか
関係あったっけ‥








いい天気の中、のんびりと
旧道を歩いていきます。














谷八木川を越えた所に
消防団の車庫があり、
シャッターにはご覧の絵が。

なんか少し頼りなさそう、
なんて言ってはいけません。











明治天皇大久保御小休所建物。

長い名前で一行では
入りませんでした。(笑











JR大久保駅の北側を通り
2号線に合流する手前には
こんな道標が。

道標には
「是ヨリ 播磨八拾八ケ所」
とありました。

なんでしょうね?
四国八十八ヶ所巡りの
ミニ版みたいなもの
でしょうか?






また国道2号線に合流。
交通量は多いですが、
幅の広い歩道があります。

富士通の工場、近畿コカ
コーラの工場の前を歩いて
いきます。









コカコーラの工場とガリバー
の間のこの交差点を右折。














先程の交差点の手前辺りから、なにやら懐かしいような、場違いなようなニオイが。
というのも交差点を曲がった所に牛舎がありました。ニオイはこれだったようです。

実はここで道を間違えました。ガリバーの交差点を右折後、しばらくで左折なのですが、
どうも通り過ぎてしまったようで、途中で引き返すはめに。
写真は引き返してきたときにとったものです。田んぼの向こうに見えるこげ茶色の建物が牛舎で
その牛舎を越えてすぐを左折でした。

距離にすれば50mほどで左折しなければならなかったのですが、この日はかなり気温が高くて
牛舎のにニオイが結構きつく、意識しないうちに遠ざけていたのかもしれません。





気を取り直して再び西へ。

しばらく行くと右手には
金ヶ崎神社の鳥居と燈籠。

地図上では黒岩神社となって
いたので、おかしいな?と
思っていたのですが、
調べてみると元は黒岩神社で
後に住吉神社を合祀し、
金ヶ崎神社と改称したそう。





さらに進むと、大山寺への
参道との合流地点に道標が。

東から歩いてくると、見つけ
にくい位置に立っています。









古前中池。

この辺りにはたくさんの
ため池がありました。
藻が大量に発生しており、
悲惨な状態になってます。
夏の暑さのせいでしょう
かね?






県道379号線を越え、
しばらく行くと左手には
市立魚住小学校。













街道沿いの田んぼは見事に
稲が実っていました。

収穫間近、といったところ
でしょうか。











石造五輪塔。
墓地の中にありました。
貞和2年(1346年)の
もので、県指定の文化財。

五輪塔は、上から団形、
半球形・三角形・球形・
方形の5種が積まれており
「空・風・火・水・地」を
表しているそうです。

場所は清水神社の対面。




こちらのシャッターには
ぶんぶく茶釜の絵が。

明石市の消防団の人達は、
絵が好きなんでしょうかね。










西福寺。

神社やお寺が本当に多い。
とても全部の写真は
載せられません。

これも旧街道ならでは
ですかね。









西福寺の向かいには
こんな道標が。

「手まくら松」の文字が
見えました。
あとで調べてみると、
ここから西へ4〜5kmの
所にある住吉神社の松が
「手枕の松」として有名
だそうです。






瀬戸川を渡ります。

瀬戸川沿い、南側の遠くに
塔のようなものが見えます。













拡大してみるとこんな感じ。

「あかし」の文字が読める
ので、公共の施設だとは
思いましたが、なにかは
わかりませんでした。

後で調べてみると浄水場の
配水塔だそうです。







瀬戸川・清水川と渡り、
清水新田の集落へ。

2つの供養碑の向こうに
もうひとつ塔のようなものが
ありました。

畑の中なので確認できません
でした。








細い旧道を歩いていきます。

土山まではあと少し。













県道514号線と交差する
地点には地蔵尊。

小さな箱で覆われています。













県道514号線。

このすぐ北側には第二神明
道路の終点のインターが
あり、交通量がかなり多い。
大型トラックもガンガン
走ります。

先程の地蔵尊を箱で覆って
いたのは、排ガスで汚れる
からでしょうかね。





県道514号線を越え、
土山の街にはいります。

ジャスコの前を通り、
少しいくとこの交差点。

街道はこのまま直進ですが、
ここで終了。止まれの先を
左に曲がればJR土山駅。










須磨〜土山間は、須磨〜舞子、舞子〜西新町、西新町〜大久保、大久保〜土山と4回に分けて歩きました。
4回分をトータルすると27.6km。所用時間は5時間10分ほどで、歩数は35,200歩でした。
西宮からここ土山までは暇を見つけてはチョコチョコとつないで歩いてきたのですが、そろそろ限界。
ここから先は往復の移動時間がかかってしまい、ちょっと歩く、というわけにはいかなくなり、また一日仕事です。


次(土山〜相生 前編)へ    西国街道(旧山陽道)のトップへ